18Feb

「どんな物件ならできる?広さはどれくらい必要?」で紹介した内容を、ここでは具体的に、基本的なサロンのレイアウトについてお伝えします。
基本的な考え方は、施術の「動線」がスムーズにいくように家具を配置することです。動線とは、空間の中を人が動く経路のこと。つまり、あなたが施術の際に手際よく動けるように物を配置すればいいというわけです。
セラピストは、お客様の左右や、頭、足の各方面に回り込むので、ベッドのまわりにはある程度の空間が必要になります。施術用具を置くためのワゴンは、動線の邪魔にならない場所へ。また、お客様に直接空調の風が当たらないように工夫しましょう。
同じ空間に、カウンセリングのスペースも必要です。最低でもお客様が座るための椅子1脚は用意したほうがいいでしょう。対面してお話を聞く際、あなたの座る椅子は、移動が簡単なスツールなどで十分です。
カウンセリングシートなどを書いていただくテーブルもあったほうがいいですが、バインダーがあれば、なくても問題ありません。そのほかに必要なスペースはトイレとシャワーです。
お部屋の広さは6畳くらいが目安です。レイアウトに決まりはありませんが、同室にカウンセリングのスペースがとれるのが理想。
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山崎玲美
エステ歴20年。2児の母。
大学のインテリア学科卒業後、建築デザイン事務所、スポーツインストラクター経て大手エステサロンに勤務。
2001年の長男出産と同時に自宅でエステサロンを開業。
2007年、大和駅前に出店。
子育てとの両立が難しいエステ業界で、10年以上無借金経営を継続、年商1000万円を達成した。
2014年、おうちサロンのつくり方、集客、経営ノウハウなどを、自身の経験をもとにまとめた著書「ママ、おうちサロンはじめました」(牧野出版)を出版。
Amazon「女性と仕事」部門等6部門でセールスランキング1位を獲得。
現在はサロン経営を続けながら、開業・エステ技術などのセミナー講師・執筆業もおこなっている。
日本おうちサロンマップ協会かながわ支部長として、自宅サロン経営者の支援にも力を入れている。
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